薄毛の悩みは病院とクリニックどちらで診断してもらうべき?

「〇〇美容クリニック」「〇〇診療所」など、駅や街で見かける看板には美容や皮膚など人の見た目に関わるところが多く見られます。

しかし、法律上「クリニック」や「診療所」は「病院」という位置づけにはなりません。

つまり、クリニックや診療所は病院と名乗ってはいけないのです。

クリニックや診療所は病院と比べて設備や管理、診断内容に差が出てきます。

(病院とクリニックの違いは 医療法第1条の5第1項および第2項, クリニックと診療所の名称は 医療法第3条の第2項および 医業の広告規制に関する告示より参照)

薄毛・抜け毛の悩みは病院とクリニック、どちらに診断してもらうべきでしょうか?

病院とクリニックで診てもらえることの違い、健康保険の適用など、比較してみましょう。

 

クリニック、診療所ならAGAクリニック・美容クリニック

クリニックや診療所は病院と比べると設備や管理の規模が小さくなります。

しかし、病院と比べてAGAや薄毛に関する専門分野に特化している傾向が強く、最短距離で薄毛の悩みが解決します。

AGAクリニック

ネットや本の知識から「自分の薄毛はAGA(男性型脱毛症)が原因なのでは?」と判断できている人はAGAクリニックが最も効果的です。

総合病院の皮膚科や美容外科ではAGAに詳しい専門医がいないため、厚生労働省の認可を受けている薬を処方だけされて終わるケースが多いようです。

その反面、AGAクリニックであれば専門医との問診でAGAの進行度を知り、薬の処方も含めて適切な処置を受けることが期待できます。

美容クリニック

AGAの治療・予防、毛根再生治療、毛根移植、植毛など、頭髪に関する悩みだけでも複数通りの解決策を提示してもらえます。

どの解決策も一回の治療で十分な効果が期待できるようです。

外科手術のため費用は10万、20万円単位となってしまい、保険も適用されないところがネックになります。

 

 

総合病院なら皮膚科・美容外科

総合病院でもAGAを含めて薄毛や抜け毛の相談、診療を受けることができます。

設備や管理がクリニックと比較して大きく、医療法に基づいてクリニックではできないようなことも病院ではできます。

具体的には重篤な病気、怪我など、クリニックでは手に余るような人は病院で診断してもらうべきかと思われます。

皮膚科

たとえば「シャンプーで痒みが酷くなった」「育毛剤を使い始めてからフケが多くなった」という場合、クリニックではなく皮膚科の医師に診断してもらうべきでしょう。

なぜなら、炎症を起こして感染症のような別の症状を発症する恐れがあるからです。

AGAや薄毛にかかる治療は健康保険が適用外になりますが、フケや痒みが悪化し、健康被害にまで及んでいる場合は健康保険が適用されるケースが多くなります。

美容外科

「美容医療」と呼ばれる医療行為は薄毛・抜け毛に限定されず、ピアスの穴開け、刺青、整形手術なども含まれ、これら全ては健康保険の適用外となります。

治療を受けると高額になりますが、薄毛・抜け毛の相談は初診であれば高くても3000円ほどで済むことかと思います。

まずは美容外科で原因を調べることから始めてみてはいかがでしょうか?

「形成外科」と呼ばれる分野の診療も美容外科で行われることが多く、体の表面に関わる疾患を手術する場合は美容外科になります。

余談ではありますが、レーザーによる脱毛はクリニックでも行われるためとても身近な医療行為になります。

しかし、レーザーによる熱傷(やけど)はクリニックでは処置することができません。

この場合、美容外科で手術を受ける必要があります。

 

病院とクリニックどちらがオススメ?

病院とクリニックにはそれぞれ一長一短があります。

たとえば、専門医が在籍するクリニックであれば、より効果的な診断が期待できます。

しかし、クリニックで行われる医療行為には限界もあります。

逆に病院ではクリニックほど専門的に診断はしてもらえません。

筆者が勧めるクリニックと病院の使い分け

万が一、抜け毛の原因が病気であることを鑑みれば一度病院の美容外科で診断を受け、その診断結果をクリニックに持っていくことが正しいと言えるでしょう。

クリニックでは判断できない細かい部分まで病院の設備であれば診断を受けることも期待できます。

たとえば、病院でAGAと判断されればAGAクリニックで集中的に薄毛治療に努めることができます。

逆に生活習慣を改善することで薄毛の改善が期待できるようであればそのまま病院で指導を受けるのも一つの手となります。

毛根が死滅し、薄毛の改善が期待できないようであれば美容クリニックで植毛を受ける、という手もあります。

 

まとめ

病院とクリニックでは診断内容や受けられる治療内容が変わってきます。

クリニックが得意とすること、病院が得意とすることをあらかじめ知っておくと目的に合わせて最適な治療を受けることができます。

病院によってはクリニックと同じレベルで薄毛・抜け毛に特化している美容外科医や皮膚科専門医が在籍する病院もあります。

一番危ないのは、自身で誤った判断から抜け毛を悪化させてしまうことです。

原因が特定できていないようであれば、ぜひ一度病院で診断を受けてみてはいかがでしょうか?

 

(参考文献)

公益社団法人 日本整形外科学会ホームページ・掲載 整形外科と美容外科

公益社団法人 日本皮膚科学会ホームページ・掲載 皮膚科Q&A

日本臨床毛髪学会ホームページ・掲載 頭髪治療について

亀田総合病院ホームページ・掲載 形成・美容外科 診療内容

東京都皮膚科医会ホームページ・掲載 皮膚科って何?

厚生労働省ホームページ・掲載 医療法について

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